竜を飼う

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どういうわけか、友達のところで生まれた子犬をもらって育ててみたら竜だった。

見た目はちょっと胴体が長いところを差し引けば普通の犬なのだが、ワンワン吠える代わりに、キューとかオウーとか喉の奥を鳴らすような音で意思表示する。
そして犬歯にあたる尖った牙で甘噛みをしてくるのが痛い。とても痛いので毎日「噛むな、噛むな」と連呼しているうちに、「かむな・・・がら?(神のおぼしめしのままに)」と言っているような、なんだか神々しい気持ちになってくる。
おまけに、どうも興奮して家じゅうを駆け回っているなと思って見ると、時々低く空を飛んでいる。
極めつけに、主食は木ぼっこで、それを燃料に唸り声とともに火を吐く。あまり大きな火を頻繁に吐かれても困るので、訓練を重ねて丁度いい大きさの火を朝に一回だけ吐かせるようにした。わたしはいつもそれで薪ストーブに点火している。

竜といえば、体は大きな蛇に似て、4本の足、2本の角、耳、ひげを持ち、体は鱗に覆われている、というのが一般的なイメージのようだが、それもこれも人間の勝手な想像の産物に過ぎない。
竜は人を含めた色んな動物の要素を持っている、とも言われているが、それならば、あまりに人に近しすぎて既に犬超えしている家飼いの犬から何代も経て竜が生まれてきた、のかなーと考えている。

ところで、家飼いの犬は近年著しく犬超えしてきている。
わたしが子供の頃からうちの家では犬を飼い続けてきた、いわば犬飼いの家系であるが、中でもばあちゃんの飼っていたヨークシャテリアは犬超え著しく、わたしは彼と出会って初めて異種の動物と友達になることを覚えた。それは笑顔の愛らしい犬だった。犬は話しかけるほどに人の言葉を理解する。
その後、自分の家の犬だけに限らず、他の家の飼い犬や時に折れては野良犬などとも意思を疎通し、大人になり、いよいよ満を持して自らの犬を飼うことになった。

これもまた知人の家で生まれたのを貰ってきたのだが、そこが神社をしている家だからか、生まれた子犬はみんな狛犬に似ていた。始めは飼う気でもなく、生まれたての子犬を見たいという軽い気持ちで見に行ったのが、囲いの中で走り回る子犬たちを見ていたらやっぱり飼いたいなあと思い、するとすかさず子犬の中で一番大きくて白いのが「そうでしょ」と言わんばかりにこちらに視線を投げ掛けてきて、あろうことかウィンクまでしてきた。その時は後ろ髪を引かれる思いで貰わずに帰ってきたのだが、その後もあきらめきれずに見に行くと、その度に「おれでしょ」と言わんばかりに、その白くて大きいのが他の奴を押しのけてわたしの手元にすり寄ってくるのだ。これはもう飼うしかない。そう思ったわたしは、およそ1年かけて夫を説得して、1歳の誕生日を迎える直前にその白くて大きいのを貰い受けた。
こいつは始めから人の言葉を理解するばかりか、一緒に住んで時が経つにつれて、はっきりと言葉を発さないまでも、人語のイントネーションを真似て吠えるようになった。また、こちらの思ってることを察するフシがあったのも、さらに時が経つと、向こうから仕草や視線で意思を伝えてくるようになった。いわゆるひとつのテレパシーだ。例えば、わたしがひとりさりげなくおやつを食べようとする時など、ハッと気付くとおよそ百発百中で物陰からこの白くて大きいのがじーっと見ている。さっきまで寝ていたのを確認していたはずなのに、物音さえ立てずにそこに佇んで「おれも食べたい」と伝えてくる。また、わたしがお腹が痛くて横になっている時なども、何も言わなくてもいつの間にかわたしのお腹に大きな体をぴったり寄せて、丸まって一緒に寝てくれる。
愛しいだけでなく、尊敬の念さえ抱かせる奴だ。

その白くて大きいのが、これまたわたしのように犬飼い深い友人の、これまた犬超え甚だしいメス犬に恋をして、3年越しの想いを実らせてこの世に生を受けたのが、冒頭の竜である、ということなのだ。多少の不思議はあって可笑しくはない。
人間の狭い思い込みの世界では、やれ進化論だ創造論だと、論者たちがお互いを牽制し合っているようだが、みなさんそろそろ諍いは終わりにしませんか。生命の神秘は勿論わたしたちの想像を遥かに超えたところで常に花開いているし、神の恵みは当然わたしたちの命を縮こませるために与えられたわけはないのです。







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# by medine | 2017-03-23 23:03 | 小説

菌活女子

nowadays
世間では酵母菌や麹菌などを活用して発酵食品づくりに精を出す、もしくは興味を持つ人が多く、そういうのを、婚活や妊活になぞらえて、菌活と呼び出したそうです。

なんでも名前つけるよねー

そんなわたしも例に漏れず菌活女子、
つい先日も地域の女史たちと「発酵研究会」を開催したばかりであります。
われも、と言う人に、
また現代医療の進み方に大なり小なり違和感を覚える人に、
存在だけでも知っておくことをお勧めする本。
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まずタイトルがいいよねー

そういうことなんです。
内容詳細はマイペースでお読みになってください。

わたしは、菌というものと霊というもの、その関係について直感したことを確かめたくてこの本に辿り着きました。
どちらも目には見えないものです。
そしてわたしたちと共存して、相互に影響を与え合っているものです。
きっと思ってる以上に、
わたしたち人間に影響を与え、その生命活動に欠かすことのできない存在です。

菌活にいそしんでるのなんかも、お導きのような感じがします。
言葉では説明できない、好きとか嫌いとかの感じも、彼等由来かもしれません。
直感、というのは目に見えない存在からの授けもの、お知らせ、何らかのサインです。

いよいよ、
われわれのからだ、というのはこの手で触れる肉体のみで説明はつかない、
と、科学の分野でもおおっぴらに説明されるようになりました。

おかしいね、
説明できないということを一生懸命説明するんだから、
クスリ。

知識を貯えるために読むんじゃないよ、
本は感性を豊かにするくすりです。
お好きであればめしあがれ。









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# by medine | 2016-08-28 09:58 | 生活化学LifeScience
先月末のことですが、
知人夫妻の主宰するタイマッサージスクール・ITM安曇野にて開催された、タイの女性の為の伝統医(特に産前産後を含め、薬膳料理の提供や治療系マッサージの施術、セルフ整体術の指導などトータルで女性のケアをするおばあちゃん先生)をお招きしたタイ料理教室に参加しました。
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タイ語では「おばあちゃん」のことを「ヤーイ」と言いますが、お会いしたのはとってもキュートで上品なヤーイ。
炎天下の外キッチン(まさにタイ風)でこちらがヘバってしまいそうな時にもせっせと料理を作り続けるバイタリティ。
好物のカオマンガイ(蒸し鶏かけご飯)を始め、何品もの辛ウマな料理を試食させていただきました。
味付けはシンプル、色んな辛さの唐辛子に、塩と砂糖、それにタイのライム・マナオをたっぷり利かせます。
アロイ連発です。
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ヤーイの授業は料理教室といえども、お祈りの時間から始まり、自己整体ルーシーダットンの指導や治療系マッサージの伝授などがあり、さりげなく幅が広い。
途中参加のわたしも息子とともに、何やら呪文を唱えられながら魔除けの紐を手首に巻いてもらう。
呪術や魔術も医術と同じ源。
タイではそれが伝えられ今でも生かされているところがいい。病は気から。気は心。
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ところで息子さん、生後3ヶ月で初風邪をひきまして、アッと言わせる回復劇を見せました。
風邪は「外来生物の侵襲によって惹き起こされる自己整体的免疫反応」なので、基本的に症状は抑えずに様子を見ます。
とはいえ初。一喜一憂してしまいました。
まず1週間くらい「なんか変な、いがらっぽい声を出すな」と思っていると、
絡んだ痰を吐き出したいようなゼロゼロ言う咳が始まり、
3日目の朝にまとまった青い痰を吐き出し、
翌日には青洟を出し、次第に水っぱなになり、
始終機嫌はよく元気な様子であり、
夜にはお乳をゴクゴクゴクと勢いよく飲み、
いいねいいねと見ていると突然ピタリと飲むのを止めて、
ひと呼吸置いてカバッと開けた口から飲んだものを吐き出し、
そりゃもうマーライオンのように勢いよくザバーッと吐き出し続けて、
しばらくして吐くものがなくなるとさすがに疲れたのか荒い呼吸になりました。
こっちは何せ初めてなもんで一瞬慌てかけて、
何が悪かったかとか、
病院に連れて行った方が善いのだろうかとか、
いろんな考えが頭の中をよぎって落ち着きをなくしかけて、
いやいやこれは素直な命の起こす一連の反応だからまずはしっかり見届けてやろうと思い直し、
吐いたものが気管に詰まらないよう縦抱きにして、
よくがんばっているねー!!!と言いながら背中を叩いてやると、
マ・マ・マ、
マーマーうーえーーー、
と声をあげて抱きついてくるではないですか。
(ちなみにわたしのうちでの呼び名はママ上さまです)
そのまま二人はしばらくの間感激の涙を滲ませながら抱き合い、
息子さんは感極まったあまりに発語が的を得た喜びでしばし何度も発音を楽しむようにして、
わたしはただただここにある命のダイナミックな生き様に惚れ惚れとして、
無事であることにホッと胸をなで下ろしました。
すると15分もたってソワソワと再びお乳を欲しがる素振りを見せる息子さん。
呆れて笑うほかない生命力。
その日はそれで事なきを得て、息子さんはそのまま回復への途をたどるのでした。
(その後わたしにうつって2日ほど患うおまけ付き)
ヤーイも守ってくれてたね。

今日も元気。
日々に感謝。


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# by medine | 2016-08-24 20:22 | 暮らしごと

体あっての人生です

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タイの伝統療法のひとつトークセン
雷様のお力が宿った木槌でからだを叩く
トントンマッサージ
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トントントントン
心をこめて叩かれて
体は次第にゆるんでく
縮こまったところが伸びて
流れるもののめぐりがよくなる
気持ちが楽になる
サバイサバイ


わたしのこと。
子供の頃に患ったアトピー性皮膚炎
大人になった今でも時々部分的に発症する
痒い痒い掻い掻い
抑え切れない自我の噴出

体に出た症状は体の施術で対処
知り合いの助産師さんにも勧められて
納まりを得る。

ありがたやー
合掌

手と手を合わせるとそこに新しい命の種が生まれる
有難く感謝して初心にかえるよ
生きてることに
ありがとう


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# by medine | 2016-08-05 08:33 | 暮らしごと

ソープナッツ使ってみた

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この一見おいしそうな木の実、
インドで雑貨を輸入している友人から「お試し」にもらったソープナッツと呼ばれるもの。
その名の通りこれを使って衣類の洗濯をするの。
詳しくは他ページを見てみる。
http://patio-shop.net/laundry/econuts/laundrynuts.html

トチの実も使えると聞いたことがある。
とかね、うどんの茹で汁とかそば湯とか、洗えるみたいね。
泡立ちのいいものは石けんになるのね。
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瓶に入れて水を注いでよく振るとこんな感じでやらかい泡が立つ。
これを洗濯機に入れて回すのね。
汚れ落ちないんじゃないか心配よね、合成洗剤に慣れていると。

うちのように山の中に住んでいると、下水管が来れないから個別に浄化槽をつけることになります。
考えるようになったね、排水のこと。
重曹使ってみたり、なんだりやってみてますけど、
ソープナッツ、
意外と洗い上がりがよかったです。
ちょいとしばらく使ってみよう。

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# by medine | 2016-07-29 22:06 | 暮らしごと

日々いろいろなものごとがわたしのくすりになっています。      http://medine.me


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